今回、井草の家では階段の照明を常夜灯とするために明暗センサーを設置することになりました。ある一定の暗さになると照明が点灯し、ある一定の明るさになると消灯するというものです。明暗センサーには反応できる明度の範囲が決まっているため、今回のような元から暗い場所に設置する場合昼夜問わず点灯しっぱなしになることがあるため、現状での現地の照度を計測してきました。
さて、上の写真はセンサーの向きを3パターン試したものです。一番左は上向きで、窓からの光を一番受けやすい状態ですがほこり等かぶるため掃除をしないと制度に狂いがでやすくなります。ちなみに計測器の液晶がおかしいですが、128lxを計測しています。真ん中はやや斜め下を向いた状態で、手摺の角度に合わせて設置したときのイメージです。左側は下向きで、メーカー推奨の設置方法になります。今回使用するセンサーの反応範囲は5lxから300lxなので、計測日(大雨の夕方)の条件からすると下向きでも何とか作動してくれそうです。このような検討の他にも点灯時の照明の影響の検討や意匠上の見え方の検討などを総合して最終的なセンサーの位置を決定します。
ちなみに、今回使ったような照度計というものは結構お求め安い価格で販売されています。普段自分の環境がどのくらいの明るさか調べてみると、家を建てるときなどに役立つかもしれませんね。(柳本)