住宅設計者の自宅設計 03 欲望と希望


前回、計画の外郭となる要件を洗い出し、簡単なスケッチまでたどり着きました。

ここで、もう少し詳細な要望を洗い出していきたいと思います。

仕上げ関係
・基本的に左官に包まれて過ごしたいので壁と天井はほぼ全面左官
・1階はせっかくの暗さを活かし少しひんやりとした印象にしたく床はタイルやモルタルなど無機系にして、2階は一般的なオークなどのフローリング
・外観も左官ベースで地味にしっとりとした感じ
・畳の部屋は必要

設備、性能関係
・断熱基準は最低限HEAT20のG1基準をクリア
・暖房は基礎蓄熱で家全体を暖める
・便器はフロートタイプ
・レインシャワー
・次世代住宅ポイント用に低炭素建築物の認定取得

生活面
・分散した居場所がほしい
・各々が好きな場所にいても気配が多少は分かるようにしたい
・物を増やしにくいように収納少なめで
・室内でも洗濯物を干せる場所を設ける
・洗濯機から洋服の収納までを最短距離で
・家事の総量を減らす
・映画を見たり音楽を聞く環境も重視
・近隣に閉じた印象を与えずに、でもあまり気にせず生活したい
・常々植栽の存在を感じたい
・子供が幼少期に楽しめる要素を何かしら入れる

設計者的な欲
・コンセント、スイッチ等はなるべく見せたくない
・自分の家でなければ試しにくいことを取り入れたい
・天井を美しく見せたい
・陰影を効果的に使いたい
・物珍しさに逃げないよう自戒
・子供っぽさを出さずに子どもが楽しめる
・最小の面積に最大の効果的な感じで上手いことやりたい

細かいところではもっといろいろあるものの、おおよそこんな感じで紆余曲折しながら最終的にまとまったのが

こんな感じの平面です。(図面下が南)

各項目がどのように反映されているのかなどまたそのうち書くかと思いますが、とりあえず今回はこの辺で終わります。(柳本)