ふと、新生銀行のサイトを見ていたら、この6月よりリフォーム一体ローンを始めたようです。
http://www.shinseibank.com/powerflex/housing/reform/
通常リフォームローンは住宅ローンと別になっていて、一般的に利率が高く、返済期間が短いなど使いにくい部分が多く、中古住宅購入と同時にリフォーム・リノベーションしたい場合、頭金と諸費用以外に工事代金も用意しなくてはいけなく、その辺りが中古住宅購入+リノベの高い壁となっている要因でした。
ここ数年はみずほ銀行やその他一部金融機関、フラット35でもリフォームパックなどが一体ローンを始めていましたが、新生銀行のローンは物件の担保評価額にリフォーム金額の最大100%まで上乗せして借りられるとのこと。これは何を意味しているかと言いますと、リフォーム工事をすればその物件の価値がアップしたとみなしてくれることです。仮にそのローン返済者が返済不能になった場合でも、銀行側はリフォーム代金含め回収することが見込めると考えるようになったと私は解釈しています。価値をアップさせる可能性があるという意味で、我々事業者側としては歓迎したいと思います。(実際はこれからどうなるか見ていく必要はありますが)
その条件として、「リフォームの請負業者が一般社団法人住宅瑕疵担保責任保険協会ホームページに設置された、『登録事業者等の検索サイト』に、リフォーム工事登録会社として掲載されていること」とあります。リフォーム工事の良し悪しは担保とする上で大事でしょうから、形式上かもしれませんがこの登録業者の工事を条件にしたようです。まあこの登録事業者になるのも一定の基準もありますし、分かりやすい条件かなと思います。ちなみに弊社も登録しています。
金融機関によっては、担保価値よりも属性を重視する傾向もあるので、借入金額の上限は借りる人の返済能力次第というところもあるでしょう。しかも新生銀行だって返済能力(返済比率)以上に貸し出してくれる訳ではないかと思いますので、いずれにしましても借り過ぎには要注意です。(伊達)