現在開催中の「インテリアライフスタイル東京2013」に行ってきました。全体的には雑貨系が多い展示会で、多くは流行に乗ったもので面白味にかける点もありますが、いくつか目に付いたものを紹介します。
まずは「D.E. SORTER」というベルギー製の組み合わせ型収納箱です。ぱっと見よくあるカラーボックスですが、パネルがしっかりしていて、ほぞではなく一片全体で接合しているため強度が高く、箱としての耐荷重が100kgあります。面材はメラミン合板を使用しているので熱や水にも強く、湿気の高いところなどでも問題なく使えます。耐久性も強い為、長く使えます。製品としては組み立て式ですが、工具不要で子供でも組み立て可能なようです。箱の大きさは2種類で、それぞれ2段仕切りと3段仕切りがあり、組み合わせて使います。引っ越しの多い方などは毎回組み直せば間取りに左右されずに使い続けられるので重宝するのではないでしょうか。背面で簡単に箱同士を接合することが出来るので積み重ねたり隣り合わせたりしたときに箱同士が開きません。サイズは日本で使いやすく調整されているようです。製品紹介ページhttp://kazamori.com/d-e-sorter/
火災報知器でも変わったものが出品されていました。フィンランドのJALOというメーカーの物で、EU基準のものですが、日本の住宅用火災報知器としては使用可能です。煙感知式なのでキッチンでの使用には向きませんが、子供部屋などにはポップで良いのではないでしょうか。デザイナーはハッリ・コスキネン(上)とパオラ・スホーネン(下)です。製品カタログ(PDF)http://www.lampas-inc.jp/pdf/JALO_catalogue.pdf
BURELというポルトガルのウール生地(多分)のメーカーが吸音素材として壁の仕上げ材を出品していました。フェルトのような素材感ですが、しっかりと編んだ上で熱縮絨をかけているので耐久性が非常に強いらしいです。難燃性や耐水性などもデータを取ってしっかりと研究していました。色や柄も多様で、ワンポイントで音の反射を防ぐのに使用するには良さそうです。現在は日本に代理店が無く直輸入するしかありませんが、価格は平米1万円くらいからあるので比較的使いやすいと思います。(現地の方との会話だったので若干間違いがあるかもしれません。)WEBサイトhttp://www.burelfactory.com/
若手応援ブースでドラえもんのような衣装が原因で思わず目が合ってしまったのが神戸で子供用デザイン教室を開いている神戸意匠操練所の山内さんでした。実物の写真を撮り忘れたのですが、知育玩具的な発想の家具を出品されていて、おもしろかったです。
WEBサイトhttp://kobe-ishou.net/
最後に、異様な存在感で強くプッシュしてきたリトアニアのデザイナー、インドラさんです。日本のそろばんにインスピレーションを受たようで、若干既視感もありますが最近あまり見ないアクの強い椅子を出品されていました。子供用の椅子なんかは一般家庭にあっても良さそうです。価格も275ユーロからとまあまあお手頃です。来年はもっと大きなブースで出店するからよろしく、と力強く言い残して去っていきました。WEBサイトhttp://www.interjeraibesaiko.lt/
インテリアライフスタイル東京2013は6/7(明日!)まで開催しています。(柳本)