窓について(インターン:宮澤)

目黒区の新築物件の施主検査に同行させていただき、見学をしてきました。

普段図面と模型ばかり作っている学生の自分には、実際の現場を見ることができる貴重な体験でした。

今回は特に窓周りの納まりにこだわりが詰まっていたので、ここに書いておこうと思います。

まず二階LDKのメインの窓です。窓のサッシがほとんど見えません。外の風景をそのまま切り取ったような綺麗なピクチャーウィンドウになっています。

一般的には窓の額縁を窓枠に沿って取り付けるのですが、ここの窓では木製の額縁を窓の框に沿ってつけておりサッシを壁に埋め込むような納まりとしているため、ガラスだけが見えるすっきりとした仕上がりになっています。(その分納まりも複雑で施工も大変だそうですが…)

外側から見るとごく普通の窓ですが、内側からは美しく整った印象となっているこだわりの窓ですね。

 

 

また、ほかの窓は框までは隠していないもののサッシがなるべく目立たないような仕上がりになっています。

ですが、LDK以外の窓にはそのほかに “窓の位置” にこだわりポイントが。

写真からも分かるように窓の位置が壁の隅に寄せられているんですね。窓の部分と壁の部分とでメリハリが生まれ、窓がない側には陰影ができることでおしゃれな空間を演出しています。

こうした窓の位置によっても空間に美しく整った印象を与えることができるんだと非常に勉強になりました。(こちらも施工は大変なようです)

 

今回は窓の納まりについて書いてみましたが、ほかにも見どころがたくさんあり、様々な事を学ばせていただきました。工事は残すところあと少しですので完成が楽しみですね。

(インターン:宮澤)