軽井沢の別荘の撮影

昨年末に竣工していた軽井沢の別荘の撮影を、ようやく行うことができました。
木々が色づき始め、天気にも恵まれた絶好の撮影日でした。
今回は、おそらく事例集には出さないであろう写真で紹介したいと思います。

外観
今回の敷地は別荘地の奥まった場所で、かなり急な勾配ということもありプライベート感がとても強くなっています。

エントランス
そのため、アプローチをどうするかを検討した結果、2階から入ることにしました。
軽井沢には構造物について道路からの後退距離の規制がありますが、手前の駐車場と玄関前の鉄板の囲いを構造的に縁を切ることで駐車場部分は規制から外すことができました。


1階部分が道路側からは見えなくなっていて、自然の景観に対してのインパクトはかなり抑えることができました。

ホール
玄関ホールはラワンの羽目板と大きな窓で別荘気分を盛り上げます。

寝室
2階は寝室とバスルームで構成されています。

バス
下り斜面に面し、かつ2階にあるバスルームは木に登らない限り覗かれる心配もないので幅いっぱいを窓にしています。
この窓は造作でフルオープンになる引き戸になっています。

階段
階段室は少し落ち着いた、読書などを楽しみやすいスペースとしています。


1階は天井高さを2.8mとしていて、天井までの窓からはダイナミックな景色が楽しめます。

LDK
デッキから見たLDK全景です。
1階は1ルームになっています。

キッチン
キッチンは少し天井を下げ、落ち着いて作業しながら景色も楽しめます。

リビング
最近は軽井沢も夏は暑く冷房は必要とのことです。
壁掛けや天付けだとどうしても目立つので床置きの空調を入れています。
特にガラリで隠すなどはせず、カウンター上の羽目板に目が行くようにして存在感を軽減しています。
暖房は床暖房です。

窓
メインではない窓はコストを抑えるために既製品の全開口サッシを使っています。
なるべくサッシ枠などが目立たないよう木枠で化粧しています。

また、施主自らが以前撮影して雑誌に掲載されたものが閲覧できます。
冬と夏の様子が掲載されているので是非併せてご覧ください。

近々WORKSにアップ予定ですのでお楽しみに。(柳本)