先日もこんな話をしました。
さらに、先日の住宅ローンアドバイザーの講習を受けた時の実感として、やはり積極的に進めていこうと思ったことがあります。
それは、50代ご夫婦の住み替えです。
ここ数年耐震診断で古い一戸建ての家にお邪魔する機会が多かったのですが、そこにお住まいの方々に適した住宅とは到底思えないところがほとんどでした。もちろん耐震上もですが、それ以外に広さ、部屋の用途、断熱、バリアフリー等々からです。将来子どもがそこに住む予定がなく、なかなか改修にも手を付けられていない場合が多く、老朽化し続けています。もちろんそこをリノベーションする手もあります。ただし、そこは十分すぎるほど広いのです。今まで考えてこなかったり無理だと思っていた住み替えがもしかしたら出来るのではないかとの個人的な疑問が沸き上がりました。
そんな思いがあるからこそ、今後私なりに考えて実行していきたいと思っています。
例えば、基本的に子どもが出て行った場合の話ですが、下記でシミュレーションしてみます。
設定:
・東京都郊外に約90平米(3LDK)のマンションにご夫婦(夫56歳、妻54歳)で住んでいる
・長男(28歳)と長女(25歳)は大学卒業後就職し、一人暮らし
・24年前に新築で4000万円のマンションを購入
・3500万円のローンを35年で借りた(年利4%)
・毎月の返済額約15.5万円
・ローン残高が1600万円、今まで一度も繰上返済無し
・夫の年収800万円(60歳定年、退職金1500万円、65歳まで年収300万円で再雇用予定)、妻は専業主婦
・貯蓄額500万円
・新築購入以来一度も内部のリフォームは一度も行っていない
こんな方はたくさんいると思います。そのまま住み続けても良いと思われる方もいらっしゃるでしょうが、もう少し都心でご夫婦に合ったコンパクトで住みやすい住宅に住むのも一つの手です。今の子ども部屋は倉庫になっていたり、古くて使い勝手が悪い設備があることでしょう。また買い物にも歩いて行ける範囲に住むというのも今後の生活には欠かせません。
問題は、今の住まいがいくらで売れるかどうかです。
シミュレーションの続きは次回。