古民家の利用例

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一つの通りにこれほど古民家を利用した店舗が集まっている所は少ないが、白金の北里大学バス通りは数軒が軒を連ねている通りとして有名である。
京都に町家を利用した店舗が多くある新町、室町通り辺りとは趣きが違い、どの駅からも遠く、目的を持った人たちと近隣の住民だけが集まる店がほとんど。歴史的な民家を保存しようとかではなく、この通りは都市計画道路になっていて、拡幅予定がずっと前から続き、これらの木造住宅も建て替えできない状態のため、発想の転換でこのような利用方法になっていると思う。いつ出て行ってもいいような契約形態ではなかろうか。リノベーションとしても一つのあり方か。
耐震上はかなり心配な造りだが、こういう街なみは一つのカラーとなって面白いとは思う。目黒通りの家具屋も多くの木造住宅を利用した店舗だが、ファサードを開口ばかりにしているのは非常に地震に弱いので、一方では改修の動きがあるのかもしれないな。

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