秩父の家の増築工事は順調に進んでいます。今は店舗増築部のフローリングを施工しているところです。ここのフローリングの張り方はヘリンボーン(herringbone)といい、英語表記だとわかりやすいですがニシンの骨をイメージした張り方です。
実際はこのように少しずつ合わせながら張っていくため、一般的なフローリングの張り方に比べるとかなり手間がかかります。最近、ヘリンボーンやパーケット(寄木:三鷹の家の床にも使われてました)といった凝った張り方が再評価されているようですが、やはり手間をかけた跡というのは色褪せ難いものです。
この日は金物のチェックも行いました。このような金物は目立ちませんが、壁に筋違などで揺れへの耐力を付けた時に柱が抜けてしまうのを防ぐための重要な役割を持っています。耐力が強いほど引き抜きの力も増えるためにしっかりとした検討が必要です。稀に間違った金物がついていたりビスが一本足りなかったりすることもあるので全てチェックします。今回は完璧な施工でした。この調子で最後まで進むことを祈ります。(柳本)