戸建の内見に行ったときに、室内をうろうろと探して、確認するものがあります。
それは、床下点検口です。
開けてみると、床下収納庫になっている場合もありますが、
収納庫のプラスチックの部分をよいしょと持ち上げると、
床下の状態を確認することができます。
開けてからまずは、
床下がコンクリートになっているか、土になっているかを見ます。
とともに、
□換気の具合をクンクンと臭いをかいで、カビ臭くないか、
□木材にカビが生えていないか、
□シロアリのいた跡、蟻道などはないか、
などを確認します。
こちらは土の場合です。乾燥しているようですね。
こちらはコンクリートの場合です。
こちらも乾燥しており、材木も良い状況と思われます。
それから、換気口を確認しています。
土台パッキン工法の場合はこのような感じです。
また丸型の換気口の場合はこちらです。
さらに旧いお住まいだと、換気口が長方形のものだったりします。
また逆に新しいお住まいの場合、換気口を作らず、床下空間を断熱しているお住まいもあります。
今回の写真は2件のお住まいの床下の写真ですが、
どちらも乾燥しており、
もちろんシロアリも確認されず、安心しました。
もっと旧いお住まいになると、
トイレや浴室の近くの木材が腐っていたり、
シロアリの被害が確認されたりもします。
またシロアリの蟻道が2階の床の梁にまで達している場合もあります。
シロアリに食べられたり、腐っている木材は、
手で簡単に砕くことができるくらいの強度になってしまいます。
戸建住宅の場合は、
内装・外装を見ただけではわからないけれど、
お住まいの寿命にかかわる重要なチェックポイントがあります。
また次回も戸建住宅の内見のポイントをお送りします。