私が手がけた最初の住宅リノベーションであります「恵比寿の家」が、
15年の時を経て、ふたたびリノベーションすることになりました。
これが15年前の写真です。
15年の間に、お子さんの誕生および成長がある中で家庭環境も変わり、
今回は受験に向け子ども部屋の確保がメインテーマです。
また、15年前のリノベではキッチンは替えず再利用していましたので、
その部分のリニューアルも今回のテーマのひとつです。
エキップでは、プランニングする時には、
お子さんが小さい間は可能な限りリビングダイニングを広く取り、家族間のコミュニケーションを重要視していますが、まさしく我々の意図したような住まい方をされていると改めて感じますし、
ふたたび関わることが出来たことにより、その効果を少しでも実証できる気がします。
元々寝室と和室の2部屋だった上階部分は、解体後はこのように明るく広々としていますが、
今回3部屋に区切ります。スペースに限りがあったので、2段ベッドで子ども部屋を区切ります。
(右が和室部分だったところです)
このマンション住戸はメゾネット住戸になっており、上階部分の間仕切りは変更するのですが、
下階のリビングダイニングは触りません。
このように、必要に応じて必要な時に部分リノベを行っていくのが、
本来求められるべき姿なのかもしれません。
ただ、仮住まいの確保や引越手間など影響も大きいですし、メゾネットである事も、
区分けして工事しやすかったのかもしれません。
リノベーションは今でこそ多くなっていますが、15年前はそれこそあまり事例がありませんでした。
そろそろ、そのころリノベされた物件がふたたびリノベされる案件も増えてくるかもしれません。
今回、ふたたび我々を選んで下さったことに喜びを感じます。
また、状況報告します。