かねてよりお手伝いさせて頂いている、世田谷区の新築物件、本格的に工事が進んでおります。
先日、基礎の配筋検査と蓄熱式床暖冷房用の配管チェックを行ってきました。
今回の物件では、基礎コンクリートを暖めたり、冷やしたりすることで室内の快適性を確保するシステムを採用しています。
具体的にはコンクリートの中に管を通し、その中に温水や冷水を通すことによって蓄熱、蓄冷を行い熱環境を制御するシステムです。
一般的な『床暖房』のイメージは、床を直接暖めることによって室内の快適性を確保しているものを想像するかと思います。
蓄熱式の場合は床下のコンクリートに蓄えられる輻射熱の効果で温熱環境を制御します。直接的な暖かさや涼しさは感じづらいですが、各部屋全体を自然な温度に保つことができます。
つまり、『夏は暑くなく、冬は寒くない』状態です。
少しわかりづらいかもしれませんが、直接的な暖房や冷房機器が苦手という方や、自然な熱環境の中で生活したいという方にはよいかもしれません。
配筋検査についても鉄筋の埋めこみ長さやアンカーの位置、配筋に不備がないかなど一通りの検査を行いました。
基礎底盤のコンクリートを打設し、立上り部分の打設の後、上棟に向けての作業へと入っていきます。
来年の竣工が楽しみです。(ヤマハシ)