数年前、断捨離という言葉が出始めた頃にいくつかの事例で収納部の平均体積比率を出してみたところ3割強が造り付けの収納にあてられていました。持ち込みの収納家具を含めると4割程度でした。その頃から自分の物を減らすことに取り組み始めました。あまり無理はせずに進めているのでまだ全体の1/4程度しか減っていませんが、不思議なもので徐々に物に対する執着がなくなってきていて、半減くらいまでは行けそうです。誰にでもおすすめというわけではありませんが、これまでの過程で私がお世話になったいくつかの楽で効果的だったサービスを紹介します。
・本のPDF化サービス
PDF化してタブレット等で内容が確認できればよい、という類の本はけっこうあるのではないでしょうか。「自炊代行」で検索をかけるといろいろ出てきますが、本をPDFに変換してくれるサービスがあります。データとしては軽量なのでどこにいても読めるというメリットも有ります。1冊100円くらいからやってもらえるので、電子書籍を買うよりは安いです。私が利用しているのはBOOKSCANというところで、プレミアム会員になると月50冊まで通常よりお得な価格で待ち時間なしで受け付けてもらえます。毎月本棚が空いていくのはなかなか気持ち良いです。一気に減らしたい場合は複数アカウントを取得して依頼する方法もあります。私はまだ試してはいませんが写真のスキャンサービスもあります。アルバムごとスキャンしてくれるところもあります。
・本、CD、DVD等の買い取り
実際に店舗に持って行ってというのは面倒ですし人が来て査定というのも煩わしいと思っていたのですが、ブックオフで発送して勝手に査定してもらって買い取れないものも処分してもらえるというサービスが有りました。集荷に来てもらえば廃品に出すより手間がかからず手軽です。CDを音質劣化なしでPCに取り込むのも低コストになり、よほど思い入れのあるCD以外は全て処分できました。DVDもHULU等の動画配信サービスのお陰でかなり処分できました。
・長期保管クリーニング
これは冬期にはあまり効果が無いのですが、かさばる冬物をクリーニングで預かってもらうと暑い夏を少し風通し良く暮らせるのでおすすめです。これも専用のダンボールで発送できるサービスがありますし、高い技術を売りにしているところも増えてきました。
・洋服の処分
捨てるのももったいないけど人にあげる程でもないし売れるようなものでもない、という洋服の処分先もけっこうあります。
こちらによくまとまっています。 → NAVERまとめ「捨てられない人必見…」
私はあとくされのなさそうな日本リ・ファッション協会にお世話になりました。
このようなことをしていると「また捨てるくらいなら…」という思いが出てくるのでよほど気に入ったものでないと買わなくなりました。無駄な出費が減った代わりに一点豪華主義的になるので経済効果は微妙ですが、身軽になりたい方にはおすすめします。(柳本)