先日東京ビッグサイトで開催された「建築・建材展」に行ってきました。
上の写真は港区が店舗やオフィスでの国産木材の仕様を促進する「みなとモデル二酸化炭素固定認証制度」のブースで、各地の間伐材や集成材等を並べた展示です。同じスギやヒノキ、カラマツでも産地により木目や肌触りが多様です。
スペインのBoing社の洗面台です。一見普通の洗面台ですが、実はポリウレタン製でやわらかいです。一般的な陶器の洗面台に比べると多少汚れやすいようですが、以前と比べるとだいぶ汚れにくくなったようです。
こちらは見た目でも柔らかさが感じられます。お子様用などに使われても良いと思います。
日本では馴染みが薄いかもしれませんが、世界的には有名な衛生陶器メーカーのDURAVIT社のトイレです。フィリップ・スタルクがデザインしていて、日本仕様でウォッシュレットがついています。国内メーカーの多機能ぶりとは比較できませんが、必要最低限の性能は備えていると思います。おしむらくは便座のサイズがやや小さめで、男性だと不便に感じる方もいるかもしれません。
リモコン自体には文字はなく、見ただけでもだいたいわかりますが、背面に説明カードが忍ばせてあります。少し面白いのは二人分のプリセットプログラムが可能です。メルセデスのシートと同じ発想でドイツらしい仕様なのかもしれません。
スガツネは4種の木製スイッチプレートを出していました。今までも他社製で木製のプレートはありましたが、樹種が広がったのと金額が抑えられていること、ビス穴が無いことなどが良いポイントだと思います。
最後に建材ではありませんがスウェーデンのBona社のフローリングメンテナンスマシンです。傷ついた無垢フローリングの表層を削って新品同様にするマシンですが、完全な無垢フローリングだけではなく3mm以上の厚突き合板フローリングでも条件により使用可能とのことです。このマシンは削った時の木屑を全て吸い込み、さらに排気部にヘパフィルターがついてるために施工後の室内環境が施工前より良くなるとのことです。傷のついた無垢フローリングも味があってよいですが、中古物件などであれば削ってきれいにしてから住みたいという方も多いと思いますので、中古リノベーション時の一つの選択肢になると思います。(柳本)