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<概要>
場所:東京都世田谷区
面積:71平米
建物:RC造
RC造マンションの6階のリノベーションです。基本的な間取りはそのままに、キッチンをLDと一体化し設備と仕上げを刷新。床は無垢フローリングを既存のクッションフローリングの上から施工することで音の問題をクリア。壁はクロスをベースにしながら、部分的な施主塗装や躯体アラワシでメリハリをつけました。
収納はたくさん設けましたが、そのほとんどがオープン棚。必要な場所に応じて分散させているので、見せる収納で出し入れも楽です。
キッチン廻りは造り付けの作業台を中心に回遊できる動線とし、コンパクトながらも無駄に動く必要がなく、通路を塞がれることもないように計画しました。
玄関は土間の奥行きを広く取ることでゆったりした空間となった。右側は杉の古材、左側は施主塗装とすることで親しみやすい雰囲気に。
今回の一番の変化はキッチンと居間を一体化させたこと。キッチンと廊下の間の壁も取り払い、部屋に奥行き感が出た。
元のキッチンは冷蔵庫置場が明確ではなかったので、キッチンと並べて設置するレイアウトに変更。ダイニング側に少しスペースを広げ、元の壁とのズレを机の前の収納や天井付近の飾り棚、作業室の幅の確保に活用した。
居間:写真正面の壁はクロスを剥がし躯体アラワシにして収納を設置。左側の収納だったスペースは漆を塗るための作業スペースとなった。
ゆったりとしたダイニングスペースはワークデスクや植物を配置しても狭さを感じない。
キッチンは冷蔵庫置場を設けて動線を短くし、全体を効率良く使えるようにした。オープン棚を様々な場所に用意し、必要な物を手早く取り出せるレイアウトに。
作業スペースとなった収納。パイプスペースで奥行きが取れない部分は収納として活用。
玄関はドアの色を活かした配色の施主塗装。反対の壁は杉の古材を張ることで消臭効果も期待できる。元々あった下駄箱は奥がデッドスペースになっていたので撤去してオープンな靴棚に。
個室の壁、ドアは施主塗装。同系色ながらトーンでメリハリをつけた。