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<概要>
場所:東京都杉並区
面積:162平米
建物:鉄骨造戸建て(リノベーション・地上2階)
メディア:新しい住まいの設計 2014年3・4月号、HOME’S 「リノベ暮らしな人々」vol.36
お客様をもてなされることが多く、そのため広々としたリビングダイニングを希望されていた30代のご夫婦。当初は新築の注文住宅を検討されていました。土地探しが難航して困っていたところ、2世帯住宅のご実家が世代交代で1世帯が空きとなったため、譲り受けてのスケルトンリノベーションを決意されました。ご自身が幼少時に育った慣れ親しんだ実家に、新しい家族を伴って戻ることにしたご夫婦。リノベーションによって、親子4代が住む賑やかな2世帯住宅となりました。
アパレル業界にお勤めの奥様はインテリアが大好きで、普段からショールームなどに足を運び素材やデザインを見て、審美眼を磨いていらっしゃいました。アーチ状の開口部が特別な空間を演出するLDKや、ゆっくりとリラックスできるスパをイメージしたバスルーム、素材にもタイルや石・レンガの素材を取り入れるなど、随所にこだわりを表現した心地よい家づくりを実現されました。
プレイルームからリビング、ダイニングを通して中庭まで視線が通る。
キッチンはカウンターでゆるく仕切られている。カウンターは収納となっていて、スライドすることで完全に仕切ることも可能。
廊下を介してLDKを周遊できるようになっている。階段下のR状の開口はペットスペース。
階段室は夜間の眩しさを抑えるために手すり下の間接照明を採用。手すりは鉄骨と木を組み合わせて懐かしい雰囲気に。
子供室は集中力が増しやすい淡いブルーの壁。赤みのある木と組み合わせることでポップさと落ち着きが合わさった空間になった。
将来子供室となる書斎。元が浴室で正面の出窓のみだったため明るさを確保するためにトップライトを採用。左手のルーバー状の壁面収納は様々なアタッチメントを追加できる。
浴室、洗面室、トイレが一体となったリラクゼーションルームは元々居間があった場所だが、北側で通りに面していたため薄暗い空間だった。思い切って通り側の開口を小さくし、スパをイメージしてタイルと木の天井を採用。
大きな桜がある庭は第二のリビングとしても活用できるよう居間と高さを合わせたウッドデッキを設けた。キッチンからも子供が遊ぶ様子が見える。