<概要>(内装改修)
場所:東京都港区
貸室面積:198㎡
建物:鉄骨鉄筋コンクリート
オフィス拡張・移転にともない新規に入居するビル1フロアの改修案件です。
諸室のプランニングから、パーティションのフィルム柄デザイン・ピクトグラムなど細部まで計画しました。
社長室、財務経理などある程度セキュリティが必要な室と会議室は個室として廊下の両側に配置。
廊下を抜け開けた空間に執務室、バーカウンター、休憩スペースを設けました。
窓側にはスポット利用できるフリーアドレスデスクを製作。
また、執務室の一角には昇降式デスクを設け、スタンディングワークも可能としました。
改修前の状態:エレベータを出るとフロア全体が見渡せる状態でした。
1枚目写真:エレベータホールをエントランスとするため間仕切り壁を設置。圧迫感緩和の為斜めに配置。
新たに設けた壁面、ロゴはコーポレイトカラーで塗装しています。
エントランスの扉を抜けると両脇に会議室、その他個室が並びます。パーティションはスチール製の
グリッド状デザインで組み上げたものに強化ガラスを設置しています。
ガラス面に目隠しを兼ねたフィルムを貼っています。フィルムに印刷する透明度の度合いを決め、
コーポレイトパターンと社名を白抜きすることで写真のような柄を作成しました。
個室エリアを抜けると一般執務スぺースが広がります。動線にはワックスメンテナンス不要の
木目調置き敷きビニル床タイルを敷いています。厚みが5mmあるので歩行性・耐久性に優れます。
執務スペースの一角にバーカウンターと休憩・打ち合わせスペースを設けました。
1段小上がりとし執務スペースと切り分けています。家型フレームの奥にカウンター収納を製作。
壁は木製のデザインパネルで仕上げポップな雰囲気としています。
家型の外部面は内部と異なり、落ち着いたウォールナットの木製パネルで仕上げています。
木製パネルは不燃仕様としており内装制限に対応しています。
カウンターは後方の柱に合わせて屈曲させ、作業スペースを確保すると共に包み込むような形状で柔らかな
雰囲気を演出しています。天板は杉の柱材を接合、前面・側面には杉の羽目板にて製作しています。
ログハウスのような雰囲気もありつつ、断面の木目が特徴的なカウンターに仕上がりました。