調布の新築住宅の竣工が迫ってきました。
内部の大工工事がほぼ終わり、仕上げに差し掛かっています。
上の写真は一番棟梁を悩ませたと思われる木製手摺吊りの階段で、一見普通に見えるかもしれませんが手前のササラ桁を省略しつつなるべく軽やかに構造的にもたせるのを鉄骨等使わずに実現したのはなかなか大変でした。
1階が完全にワンルームで、2階も水回り以外がワンルームという過去に設計した2階建てで最小部屋数な住宅なので、目につきにくい逃げ場というのが無く、設計的には緊張感の強い建築となりました。
本八幡のマンションリノベーションも同様に大工工事が終わり仕上げに入りました。
こちらはマンション特有の梁型と部屋割り、天井高さの設定が肝となっており、あえて梁型を下げて全体のまとまりを出すなどの手法を取っています。
共に残り1ヶ月弱の工事ですが、竣工がとても楽しみです。(柳本)