地震に備えて

3.11大地震以降、目黒区でも区が助成を出し実施する耐震診断、耐震改修工事について、補正予算を出さないといけないぐらい、希望者が相次いでいるようです。

(ちょうど今日で8ヶ月でした・・・黙祷!)

地震前は、やはり木造の築古住宅に住んでいても、他人事のように思っていたのが、いざ我が身で体験する出来事が起きると、急に心配になるのは当然のことです。

さらに、目黒区に限らず築古住宅に住まわれている方は老夫婦や高齢者お一人で住んでいる方の割合が多く、これから費用を掛けて耐震改修工事をするのも躊躇されている声も良く聞きます。

子ども世帯などと一緒に住んでいれば、二世帯住宅への建て替えやリフォーム・リノベーションをやる動機やチャンスがあるはずだからです。

もう少し言えば、今回の地震後に診断・改修しようと考えている方はまだマシで、比較的裕福で世の中の出来事に対して比較的興味を持たれている方が多いと感じます。

言うなれば、本当に社会的弱者に置かれている状況の方達が何も手立てを打てずにいるのです。

 

耐震改修工事

今回の診断依頼する方々の主な動機は、「とりあえず大地震でつぶれないように」「安心して夜が眠られるように」といったことによるもので、ついでにリニューアルし機能や内装を更新するといったことまで至らないのですが、上記の理由からも納得できます。

そんな耐震改修工事のみの工事費は一般的な木造住宅で約100万円〜200万円がほとんどです。しかも助成が出ると自己負担はわずかです。

少しでも不安を抱えて眠られている方は今の機会に最寄りの行政機関に訪ねてみてはいかがでしょうか?

本当は一緒にリノベーション等やられると費用も割安なのですが。