韓国、ベトナム、カンボジアを巡る旅に出てきました。韓国は7時間程度の滞在で昨年と同じ店に行っただけなので省略して今回はベトナムの首都ホーチミンから紹介したいと思います。
上はホーチミン人民委員会庁舎、下はホーチミン市民劇場ですが、共産党統治らしく、パブリックな建築物のデザインは左右対称で固いものが多いです。
一方、そんな真面目な政府への反発心か、プライベートな建築物にはこのようにファンキーなヤツもあります。これはココナツ教団というココナツを食べて世界平和を目指すという冗談のような宗教団体の跡地です。メコン川の島にあり上陸も可能ですが、今回は外から見るだけでした。
観光地ではありますが、昔ながらの干し草屋根の小屋もあります。5年に一度くらい葺き替えると説明されましたが、台風が来ても問題ないらしいです。柱梁も非常に華奢ですが、全体的に軽いので問題ないのでしょう。
こちらは干し草ではなく木の皮で葺かれた屋根です。いわゆるシングル葺きですね。こちらは風のせいか一部穴が開いてます。
続いては市街地です。イメージ通りのバイク群で常にクラクションが鳴ってますが不思議と慣れます。信号が完全には機能しておらず、バイクや車が行き交う中を渡らなければならないことも多いですが、渋谷のスクランブル交差点を渡る要領で進めば意外と簡単に渡れます。
ホーチミンの縁石はこのように斜めになっているところが多く、少し渋滞するとバイクがどんどん歩道に乗り上げてきます。ひょっとするとバイクが歩道に乗り上げるためにこのような縁石にしているのかもしれません。
Nguyen Thien Thuat(グェン・ティエン・タット)通りという楽器屋街ですが、ベランダの緑化はどこも盛んでした。
表通りは比較的整っていますが、一歩裏道に入るとなかなか良い感じにさびれてます。
工事現場ですが、レンガ積みにモルタルを塗って仕上げる外壁です。いわゆる地震国ではないので鉄筋等は入っていないようですが、少し大きめな地震が来たらやばそうです。実際に地震がゼロではないようなので、もし滞在中に地震が来たら速やかに建物の外に出た方が良いかもしれません。
一方こちらはビルの工事現場です。下の方で中途半端に施工された外壁が気になります。
民家の門にはちょっと頼りない狛犬が鎮座しています。
国営デパートの内部ですが、やはり固いデザインです。
ベトナムのお墓は私有地にぽつんとあります。カラフルなものが多いです。田舎の方は土葬が多いそうで、一つの墓に一人らしいのでいくつも並んでいる家が多いです。
ベトナム郊外にはこのような近代的な集合住宅もありますが海外からの移住者向けでしょうか。
ベトナムは総じて発展途上の勢いが感じられました。食べ物もおいしく、物価も安く、市場等の勧誘も比較的穏やかなので日本人が過ごしやすい国かもしれません。次回はカンボジアを紹介しようと思います。(柳本)