樋が無い街


2013-07-08 18.26.58樋は何のためにあるのかといえばもちろん屋根に降る雨を滞りなく排水するためです。ところが北海道出身の私は地元を離れるまで樋というものの存在を知らずにいました。厳密に言えば、排水ダクトというものはあるのですが、いわゆる軒樋や縦樋というのはすぐに凍って破損してしまうのでほとんど見た記憶がありません。

2013-07-08 18.25.29上の写真は割と典型的な札幌市内の住宅地の風景かと思いますが、雨水はどうするのかといえば当然垂れ流しになります。落ちた先がアスファルトやコンクリートだと染み込まない上に穴が開いてきますし、土だと泥となって外壁を汚すので、ほとんどの場合砂利になっています。今まで設計した物件では軒樋を屋根の一部に隠したり縦樋を壁の中に隠したりしたこともありますが、余計な手間やメンテナンスがつきまとうのは否めません。比率として陸屋根が多いということもありますが、樋が無い街で特にトラブルもなく過ごしてきたことを考えると住宅密集地でない限りは樋などいらないのではないかとも思っています。樋が無い街並みというのは現状に比べるとずいぶんスッキリするのではないでしょうか。ついでに電線が地中に埋まるとなお良いと思います。樋なしの家に住みたいという方のお問い合わせをお待ちしております。(柳本)