配筋検査

こんにちは、宮澤です。

昨年の夏からアルバイトとして業務に携わらせて頂きましたが、今年度から正式に入社しエキップのスタッフとなりました。日々たくさんのことを学びながら図面・3D作成などをしております。
設計者として一人前になれるよう精進してまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

さて、先日都内の新築物件の配筋検査に同行しました。

家が建つにつれ見えなくなってしまう部分ですから、実際にこんなに間近で現場を見たのは初めてです。
これからここにコンクリートを打設していくわけですが、その前の配筋検査では基礎コンクリートの鉄筋のピッチが適当か、かぶり厚さがとれているかなどを見ていきます。コンクリートの強度や耐久性に関わってくるお話ですね。

今回の物件では鉄筋のピッチが150mmの設計となっているので、それを確認していきます。

鉄筋についている白い丸い部品はスペーサー、鉄筋の下側に置いてあるのがピンコロ石です。このスペーサーとピンコロ石で型枠から鉄筋の適切な距離を確保しているわけです。

そして外側の青い板がスタイロフォーム、断熱材になります。学生時代はこのスタイロフォームを切り刻んで模型を作ったりもしていましたが、こっちが本来の用途ですね。今回は基礎外断熱を採用していますが、その場合コンクリートの型枠の内側に事前に断熱材を配置してからコンクリートを打設するんですね。
初めて知りました✍

数週間前に別の物件で基礎の詳細図を描く機会があり、その時は色々な図面や資料を参考にパソコンの前で格闘していましたが、今回の現場で鉄筋の配置や角・交差部分がどうなっているのか実際に見ることで理解が深まりました。まさに百聞は一見にしかずです。

一部、布基礎の部分もあります。
今週末にはコンクリートを打ち込んで基礎が出来上がるようなので、機会があれば現場に同行させていただいて、工事の過程と実際の納まりなど見て勉強していきます。私の勉強も兼ねて実際に住宅がどう作られていくのか、随時ブログで公開できたらなと思います。 宮澤